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2月10日に設置。自分の言いたいことを思いのまま綴る。
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1.はじめに  

 新唐人神韻芸術団が来日している。欧米各国を回って、日本では尼崎市(10日)とさいたま市大宮(14日)で公演するそうだ。アジアでの公演だけでなく、欧米での公演も、中共の妨害工作でひどい目にあったそうだ。紛らわしい名称で妨害されたり、韓国では突然中止に追い込まれ、苦汁の日々を送ったとのことだ。



2.新唐人神韻芸術団の様子  
 
 小生は、見に行くことが出来ない。ただ、大学時代の同期が、大紀元に関わっているためもあり、この芸術団の記事を紹介したい。

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【大紀元日本3月9日】新唐人テレビ・全世界華人新年祝賀祭に出演する神韻芸術団一行が3月8日午後五時、成田空港に到着し、新幹線で関西に向かった。北米と欧州で43公演を終え、3月10日に尼崎市アルカイックホールでアジアツアーのスタートを切る。  新唐人の新年祝賀祭は、独特な構成と壮麗で色彩の美しさが映える衣装、精細に富むデジタル・スクリーン、華夏神州(中国)の文化の豊かさを生き生きと巧みに表現している。高い芸術性を求めるフランスや、芸術性に厳格さを求めるドイツでも話題を呼び、会場は沸き立つ観客で埋め尽くされ、民間メディアの奇跡とまで言われた。  欧米社会に比べて、アジアは中国の伝統文化について少なからず知っており、深い理解もある。  
 特に日本は、西暦630年から300年間、遣唐使を派遣し、政治制度や文化を取り入れ、大化の改新や奈良・平安の輝かしい文化の時代を創造することになる。  千年の時を越えて、日本はこの盛唐時代の文化をよく保存しているだけでなく、それらを融合し独自の形で舞踊や茶道など、優雅な日本の文化を形成してきた。  このように密接に関連する文化を持つ日本を新唐人・神韻芸術団の団員らはどのような印象を持っているのだろうか。  
 大唐の文化に精通する日本の観衆に、どのような期待を抱いているのか。  
 今回の日本初公演に出演する中国の国民的テノール歌手・関貴敏氏が1995年に来日し数日間滞在した。関氏の日本の印象は、発展しており、静謐で精巧な国民性は中国文化と密接な関係があると感じたという。「本当に全く知らないのに、そのような感覚はなく、至るところに漢字を見ることができ、意味が大体推測でき、外国に来た感覚がなく、日本人は同じ言葉を使うのではないか」と思ったという。  
 しかし、新唐人がプロデュースする唐の文化というのは古のものとは違う。新唐人はさらに深い意味を備えている。  
 関貴敏氏は、応援する在日華人に対し感謝の意を表し「皆さんの幸せとより多くの真相をわかるように願っています。ちょうど私が歌で表現したように法輪功を修煉することによって感じ取ったことを歌声で表現したのです」と話した。  
 舞踊芸術家・唯娜氏は「芸術には国境がなく、美しいものはいずこにあっても人々の共感を得ます。私たちは多くの都市で公演してきましたが、いつでも大きな反響を呼びました。日本人の方は非常に大唐の文化をよく理解しているので、私たちの公演に深い理解を示してくれるでしょう。これまで以上にすばらしい公演をお届けできるでしょう。なぜなら、中国の伝統文化の真髄、すなわち神伝文化を真に伝えているからです。日本はずっと来たいと思ってい国なので、本当にうれしい」と来日の期待を示した。  ソプラノ歌手の白雪の歌声はまろやかで潤いがあり、明るく、多くの人に好感を与えている。「私達は中国の最も純粋かつ正統な文化の神髄を私たちの演出により、日本の皆さんにお届けします。それはただ古いものを再現しているだけではありませんし、古を振り返ることでもありません。これは私たちの神伝文化に対する本当の理解を示しているのである。  
 世界七大アルト歌手・楊健生は「日本人は中国の文化に対して深い理解を持っています。私たちの中国の正統文化を反映している、この公演は皆さんの期待に応えるものと確信しています。大きな反響を呼ぶと思います。日本には清潔で親しみやすいという印象を持っています」と語った。  
 今回のステージのリード・ダンサー任蜜児氏は、「多くの日本の皆さんに公演を見ていただきたいと思います。音に表された真の中国文化を鑑賞してほしいと思います。私たちの舞踊は、非常に明るく、純粋で善と正義感にあふれる点がほかの踊りと違います。踊りのテクニックだけではなく、その踊りにこめられた深い意味があるからなのです。日本に来て、至るところに漢字が書かれていて、親しみを感じています」と声もダンスのように優雅に話した。

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3.今までの経過と公演内容  


この劇団は、1月3日のカナダ・バンクーバー公演を皮切りに、欧州のパリ、ベルリンを巡り、再び北米に戻り、合わせて43公演を行ってきた。目が回るような忙しさだったろう。しかも、中共の妨害工作にもあっている。 神韻芸術団が出演する「全世界華人新年祝賀祭」は、唐王朝時代最盛期の神が文化を創造したとする大型舞踊劇「創世」で幕を開け、南宋、南北朝、清朝、現代へと歴史の各時代を俯瞰し、東北チベット、モンゴル、タイなどの多くの民族文化の多様性を表現する。さらに、唐王朝の人々の力強さを表現した舞踊「鼓韻」で感動のフィナーレを迎える、ということだ。 日本での公演の内容は、「遣唐使の古里・日本へ帰還の旅」としている。 関西公演は10日、尼崎市総合文化センターのアルカイックホールで開催、午後2時からと同6時半からの2回。入場料はS席8千円、A席6千円、B席4千円(学割はB席3千円)関東公演は14日、さいたま市の大宮ソニックシティ大ホールで開催、午後2時からと同7時からの2回。入場料はS席1万円、A席6千円、B席4千円(学割はB席3千円)。家族割引・団体割引あり。詳細は、新唐人チケットコールセンター(関西06・6967・2625;関東03・3526・3001)まで、となっている。



4.中共妨害工作の真実  


 中国共産党の幹部らは、この公演を「反中国である」と誹謗中傷の言葉を浴びせる。中国共産党は、中国文化を無理やり自身のものにし、中国文化の唯一の所有者であると自称している。
 しかし、中国伝統文化の原像を再現する新唐人公演の誕生により、中共の中国文化を手前勝手な専売特許は、危機に曝された。つまり、中共当局の新唐人公演に対する誹謗中傷は、新唐人公演こそが、中国共産党が作り出した共産中国の文化を切り離し、真の中国伝統文化を再現することを意味している。 
 新唐人が中共政権にとって脅威の存在となっているのは、中国共産党の洗脳から初めて覚醒した中国語テレビ局であるためだ。しかも、新華社等が党のコントロールによってSARSの流行を隠蔽した時、この団体は初めてSARSの真相を世界に発信した。また、そのほか多くの中国の真相を伝えている。中国共産党当局の利益より、中国民衆の利益に関心を持つ「民衆のテレビ局」言えるメディアであるといえよう。



 5.新唐人からのメッセージ  

 新唐人は、中国共産党に対する最終的勝利のために、断固戦い続ける意思を誇示している。また、全世界に向けて、中共の残虐性を明らかにし、新唐人の正当性を主張している。

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1.NTDTVは、2001年海外の中国人によって設立された独立したテレビ放送局である。NTDTVは発足時から今まで、プロの作成したニュース、高品質のエンターテイメント番組及び文化的行事を世界各国の中国人地域社会に提供することを目指している。NTDTVの独立した中国語メディアとしての重要な役割は、視聴者、華人地域社会、国際報道機関グループ、民族メディア協会、非政府共同体連合、米国議会、欧州議会、そして米国、カナダ及び他の多くの国の無数の市民政治リーダーから幅広く認められ、さらに支持されている。  

2.報道機関として、NTDTVにはあらゆる面おける華人の福祉及び利益に影響を与える問題を報道する責任がある。我々は、世界中で増加し続ける中国人地域社会の視聴者に最善を尽くしている、我々は報道価値のあるニュースを報道し、そして多くの問題に関する公開討論にも注力している。とりわけ、中国当局が中国国内でメディアの自由な報道に対して徹底的に弾圧し、情報の自由な流通に対してますます厳しい規制をかける現状において、我々はこの責任の重大さを真剣に認識しておる。NTDTVは、米国及び他の地域における我々の正常な報道活動及びビジネス経営の権利を擁護し続ける必要があるのだが、中国当局は、海外での中国語系及び中国語系以外のメディアを対象に、中国国内と同様に、この権利を抑圧せよという指示を海外の外交官に出している。  


3.文化的行事のプロデューサー及び主催者としてのNTDTV及びあらゆるイベントに参加する関係者は、価値のある伝統、神話及び信仰を含む正統な中国文化を華人及び華人以外の人々に提供するために、辛抱強く頑張っている。視聴者及びスポンサーの支持を得て、NTDTVの中国新年祝賀祭スペクタキュラーは、世界において、中国の新年を祝う最も大きな文化的公演となっている。  2007年の中国新年祝賀祭スペクタキュラーで上演される、「帰位」という舞踊は、自らの信仰を理由として迫害された、ある若い女性の法輪功学習者の物語を描いている。この舞踊は、歴史上において評価されている堅い忠誠心及び「善は善の報いがあり、悪は悪の報いがある」という中国の伝統的価値観を例示している。NTDTVは、この舞踊が関連している内容及び芸術レベルを理由としてこの作品を支持している。しかし、この主題を中国当局は大いに嫌っている。その理由は、この舞踊が表現するものはまさに現在の中国の真実であるからである。  


4.NTDTVは、中国の外交官は、外交官の立場を利用して米国を含む民主主義主要国においてさえ報道の自由、結社の自由、そして商業の自由を妨害していることに残念に思う。これらの外交官及びほとんどの中国の企業は法律、情報の透明性、随意な契約、そして民主主義世界の市場に大いに依存している。またNTDTVは、中国という国とその人々が、中国の最も寛大で寛容な伝統に従わず、むしろ反民主主義行為を輸出し続ける外交官によって再び汚されていることも残念に思う。

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6.韓国の体たらく  


新唐人テレビ局(NTDTV)が、今年1月6、7日に韓国国立劇場で民族演芸プログラムの公演を行う予定で、昨年9月に同劇場と契約を交わしていたが、年末になって同劇場が突然、契約の取り消しを同局に通達してきたという。理由は、中国政府が、韓国外交通商部および文化観光部を通じて、同公演の取り消しを求めてきたからだという。 外交通商部は、今年が韓・中両国の国交樹立15周年を記念する「韓中友好の年」であるため、関係当局間で調整を行った結果、韓国側が中国政府の要求を呑むことにしたという、体たらくであった。 さすがは、半万年事大主義の国である。中共の言いなりになるということは、中共による法輪功、チベット、東トルクメキスタン、南モンゴル、台湾、香港での弾圧、威圧、民主化妨害を、『自治権拡大=正当なもの』として認めることになる。仮にも、大統領を国民選挙で選ぶ国である。人民代の「威光」伺いでは、国家主権の存在を疑われる。



7.おわりに  


小生は、身びいきながら、この公演が成功裏に終了することを、切に願うものである。また、外務省が中共の圧力に屈せず、国家主権を正当かつ堂々と主張することを願う。これについては、今日電話でキツク要請してきた。今回の公演を、いきなり中止するようでは、韓国同様保護国になったも同然であろう。
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1.はじめに

 大紀元時報とは、今から数年前に発足した、反中国共産党メディアである。そこには、小生の大学の同期がとある国の、大紀元支部に就職し、活動している。小生は、常々大紀元時報を読み、中国共産党の横暴と、日本に対する政界工作を、ヒシヒシと感じる。
 また、大紀元時報は、法輪功を母体としている。小生も、大学時代、かれら同期に誘われ、参加してみたが、飽きっぽい性格だったため、しばらくしてやめてしまった。
 中共は、「中国版オウム真理教」とホームページで『紹介』しているが、とんでもない大嘘である。メンタルヘルスケアと気功を組み合わせた、独自スタイルの健康運動である。
 ただ単に、中国共産党による圧制に、中国人自身が政治意識をもち、批難しはじめたため、弾圧に走ったのである。




2.チベットの現状

 NHKは、今年に入って、チベット紀行モノを放送しているが、中共の提灯番組でしかない内容であった。まるで、チベットが中国固有の領土であるかのような宣伝番組でもあった。
 天安門大弾圧と同年、チベットで大弾圧があった。今の胡均とうが、率先して軍隊を動員し、大虐殺を行った。それ以降、チベットでの僧院破壊や、ラマ僧への思想統制がとどまることを知らない。僧侶を強制的に結婚させたり、僧院の破壊や、ダライラマの批判を強要させたりしている。
 NHKでは、まるで僧院が正常に修行できる環境にあるかのような放送を行い、チベット鉄道で、チベット発展が行われるかのような印象操作が行われた。
 実際は、チベット鉄道によって、大量の中国人が流入し、チベット人は少数派になっている。加えて、チベット人は、中国人との強制結婚で混血化が急速にすすんでいる。
 また、チベット語の廃止がされており、当地の父兄は、子供たちをインドへ亡命させている。しかし、最近では、インターネット画像が広まったことにより、中共が子供たちを逃亡者として虐殺していることが明らかになった。中共は、「侵入者を処刑した」と発表したが、侵入したからという理由で、射殺する国はそう滅多にない。中共の残忍性が暴かれた証拠である。





3.大紀元の抗議文

 大紀元は、NHKに対し、強烈な抗議を起した。今年の1月11日に、送付している。非常に強い、挑戦的な口調で、『宣戦布告』している。



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NHK会長 橋本元一 殿

 思えば公共放送NHKの会長職にご就任以来、橋本会長には数々の受難続きでありましたこと、まずはお悔やみ申し上げます。

 本日1月11日の新聞各紙によれば、何でもNHKの受信料支払いが(2割値下げするとはいえ)テレビを所有する国民すべてに義務化されるとのこと。

 「本当にそんなことできるのですか?」と、新年早々から暗雲たちこめる貴局の前途には、一国民として同情を禁じ得ません。

 まあそれにしても貴局は、どうして次々と国民の信頼を裏切る不祥事ばかり起こすのでしょうか。

 NHK職員による放火・大麻所持などの各事件は、聞くも情けない話ですが、一部の不心得者のしたことといたしましょう。

 紅白歌合戦における下品な裸踊りも、日本の恥を世界の各メディアに流すには十分なものでしたが、これも年忘れの無礼講と、耐えがたきを耐え、奥歯に石を噛む思いでひたすらガマンいたしました。

 しかし、さすがの私もこの番組の愚かさには、怒りの許容量をはるかに超えております。

 1月2日放送のNHK特集「青海チベット鉄道 世界の屋根2000キロをゆく」です。

 番組は、昨年7月に開通した中国青海省の西寧からゴルムド経由チベットのラサまで、酷寒のチベット高原を走る鉄道の旅を、その車内の様子から広大な車外の風景まで余すところなく映し出しています。

 厳しい自然環境のなかで撮った映像の美しさは、それなりに評価していいでしょう。

 現地取材の段階で、中国側の制約があったことも想像できます。

 しかし断じて許し難いのは、ここに至るまでのチベットの悲劇の歴史と、その鉄道が作られた政治的意図について、番組製作者として全く不問のまま日本の視聴者に提供してしまっている点です。

 これではまるで中国共産党の宣伝番組ではありませんか。

 ちなみに番組中にでてくる声のいくつかを拾ってみましょう。

 「構想50年、凍った大地を突き進む建設は困難を極めました」(ナレーション)

 「鉄道の開通は、人々の生活と物流に変化をもたらそうとしています」(ナレーション)

 「チベットは中国で一番神秘的な場所です」(列車の乗客)

 「青海チベット鉄道の建設計画は1955年に始まりました。鉄道建設のため、チベット高原の測量や地質の調査が繰り返し行われました。当時はまだ凍結した土壌に線路を引く技術はありませんでした。比較的標高の低い西寧~ゴルムド間だけが1984年に開通しました。(中略)90年代、内陸部の発展を目指す西部大開発の一大プロジェクトとして計画が再開。総工費4500億円をかけて、2001年の建設開始からわずか5年で全線開通にこぎつけたのです」(ナレーション) 

 「現場は富士山より高い、標高4600メートル。空気の薄い中、作業員は酸素ボンベを背負いながら建設に臨みました。(中略)青海チベット鉄道は、こうした数々の困難を克服して開通に至ったのです」(ナレーション)

 「絶滅が危ぶまれている国家1級保護動物のチルーは、北京オリンピックのマスコットにも選ばれています。青海チベット鉄道は、こうした野生動物の生息環境を極力壊さないように配慮して建設されました」(ナレーション)

 いちいち引用するのもうんざりしますが、まあ、愚かな将軍様を褒めちぎる北朝鮮のテレビ番組と大差ないものでしょう。

 要するに日本の公共放送は、「チベットは中国である」という中国側の前提を疑うこともなく、昔の中国のニュースフィルムを流しながら、鉄道建設の困難に勝利した英雄的功績をこれでもかと並べ立てるのです。ナレーションを担当したNHKのアナウンサーは、北京の中央電視台に派遣されても立派に務まるのではないかと思われます。

 アナウンサー個人の罪でないことは分かっていますので、皮肉の種にするのは気の毒かも知れませんが、いつまで待っても肝心の事をちっとも言ってくれないのは、視聴者として実に歯がゆい限りなのです。

 番組中、チベット仏教に篤い信仰をもつチベットの人々が、巡礼に訪れたラサのポタラ宮に向かって五体投地の拝礼をする場面がありました。

 そのナレーションで「市街の中心部にそびえるポタラ宮です。チベット仏教の法王ダライ・ラマが代々暮らした宮殿です」と、そこまでしか解説しないとはどういうことでしょうか。 

 なぜあと一言、「中共軍の侵略によって、ダライ・ラマ14世は海外亡命を余儀なくされました」と続かないのですか。橋本会長、お答え下さい。

 NHK取材班から「ポタラ宮は、あなたにとってどんな場所ですか」と「中国語」で質問されたチベット人の老翁は、表情を曇らせ「言葉では言い表せません」と答えていました。取材班に深い考えがあっての質問なのか、無知なだけの愚問なのかは定かではありません。しかし私の目には、その時の老翁の悲しげな表情が焼きついて離れないのです。

 誰でも知っている常識的なことを書きましょう。

 チベットは、歴史的に見ても一度たりとも漢民族の版図に入れられたことのない、完全に独立した、豊かな宗教文化をもつ平和な国でした。元朝や清朝による一時的な支配を受けたことはありますが、それは「ゆるやかな支配」であったとともに、いずれも漢民族による統治ではなかったのです。

 1911年の辛亥革命で満州族の清朝が倒れ、漢民族の中華民国ができましたが、その領土にチベットは全く属しておりません。この時点で、チベットは独立国だったのです。

 中国共産党によるチベットへの大侵略が始まったのは50年代です。

 51年には首都ラサを制圧。各地で僧侶や一般民衆を虐殺し、多くの寺院や文化遺産をことごとく破壊するとともに、インドとの国境紛争も起こしています。

 現在インドにあるチベット亡命政府の発表によれば、中共軍の侵攻から79年までだけでも、120万人のチベット人が殺害されたといいます。これは全チベット人口600万人のうち、5分の1が犠牲となった計算になります。人も、文化も、歴史も、すべて破壊されました。破壊者は、これを「解放」と称しています。

 そのチベットで88年から92年まで、自治区共産党委員会書記として弾圧の旗振り役だったのが現国家主席・胡錦濤であることは、橋本会長もご存知の通りです。(よね?)

 チベットに対して、中国共産党が一貫してとってきた政策が暴力的支配による同化政策であることは、現在でも全く変わりません。

 その政治的野望の最たるものが、この巨額の建設費を投入して作られた青海チベット鉄道であることは明白ではありませんか。

 経済的に遅れた内陸部を発展させるという名目の「西部大開発」も、チベットに関して言えば、本来侵略して奪った他民族の土地を「ここは中国の領土だ」と強弁するための口実に過ぎないのです。

 鉄道の開通によって漢民族の商人がなだれこみ、チベットへの経済的侵略が始まることは言うまでもありません。映像には、浙江省の商人グループが市場調査に来た様子をとらえていましたが、それによって「チベット人の生活が豊かになる」という近視的なプラス面しか番組は伝えていませんでした。

 この度のNHKの番組は、歴史的なチベットの悲しみを完全に無視し、踏みにじるものでした。私は、日本国民として誠に恥ずかしく、貴局に対して強い憤りを覚えます。

 以上の理由から、中国共産党の日本支局になり下がったNHKに対し、私個人の意志と責任に基づいて「受信料支払い停止」を宣言し、これを直ちに実行いたします。

 貴局が法的手段に訴えるというのなら、受けて立ちますよ。橋本さん。

 

 2007年1月11日

 


梅香居士

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4.おわりに


 チベットの現状は、他山の石である。チベットは、まさに非武装国家であったため、中国共産党にあっさり占拠されてしまった。『セブン・イヤーズ・イン・チベット』という映画を記憶されている諸氏もいるかと思われる。あの映画では、実際の侵略が描写されている。僧侶の虐殺、思想教育、どれもこれもチベットの歴史・文化を破壊するものである。
 日本には、媚中政治家・外交官、フェミニストが、チベット侵略を「自治権拡大」と称する。痛恨の極みでしかない。民主主義や護憲を掲げる連中が、堂々と諸悪の根源である中国共産党を、礼賛するのであるから、とんだ茶番でしかない。
 今後、媚中派の連中が、日本国内で、蔑日・反日運動を益々盛んにすることが予想される。北京オリンピックをボイコットし、ビザ免除廃止や、中国進出企業への追徴課税等、断固たる姿勢を、現政権に要求し、圧力をかけていく所存である。


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